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08月06日 主要通貨ウィークリーレポート

2007-08-06 09:17  



KJ ウィークリーレポート2007年8月06日

【今週の見通し】

先週は株式市場の乱高下を繰り返しながら、キャリートレードの解消も手伝い、週末には米雇用統計の悪化も重なるなど、総じて、サブプライム問題に振り回された市場であるが、米ドルの全面安の状況で終了した。

依然として、米ドルの取り巻く環境が悪化している状況であるが、過度な米ドル安に対して、更に米ドル売りを推し進められるかは別問題ではある。米経済の不透明感がある中で、サブプライム問題を発端にした信用リスクが加わると、為替相場の難易度が更に増しており、見極めの難しさが相場の乱高下を呼んでいるとも言えるだろう。 金利面にも言えることだが利上げ実施が必ずしも通貨高に繋がるわけでもなく、最終局面の利上げであれば逆に通貨安に転じることもある。絶対的な金利格差によって、円安に慣れ親しんだマーケットが円高に変貌するにしても、117円からの円高促進には円の利上げが必須条件になるだろうが、利上げ後の0.75%の金利水準では円高の限界説が問われるのも必然であろう。

▼相対的にはクロス円の推移を見れば円安基調である事は間違いないが、今までの円安に歯止めがかからない理由の一つは米ドル安にもあり、円安の優位性と弊害が国内外にも拡大している背景では、円キャリートレードの巻き戻しがドル円相場を巻き込むと、クロス円ロングの解消が足早に進む可能性はあるだろう。そして、株高には円安とドル安の連動性が強調された市場であるが、今後は株安が円高とドル高になる保証はない。対米ドルで円高が進行すると、確実にクロス円に波及することになり、クロス円主導のマーケットは対応不可能な局面もある。総じて、円高の流れを見極める時でもあり、ポジションを控え気味にすることが賢明であろう。

▼今週は米経済指標も手薄であるが、FOMCの政策金利も据え置きが決定的であり、材料としてはインパクトに欠ける週となりそうだが、今回の円高局面に対して、機関投資家の動向に関心が寄せられている相場である。ドル円相場が再び118円を割ったことにより、117円前後にはストップロスとオプションバリアーが控えており、又、中期的な運用投資の対象としても、117円割れからは円キャリ−トレード再燃の可能性があり、円キャリートレード派にとっては魅了的なレベルに接近しているとも言える。

▼シカゴIMM先物(投機筋)の円ショートの経過状況も先週の10万枚割れから、今週は5万枚まで縮小し、流れ的には円高基調である事は否めず、マーケットの縮図として捉えることも重要であるが、過去の推移から比較しても、ドル円が115円近辺までの円高余地を残している状況には注意を払いたい。反面、ドル円115円を意識した展開も想定しなければならないが、115〜117円ではローリスク・ハイリターンの円キャリートレードのゾーンであることは間違いないだろう。ドル円115円台のロングは数少ない好機到来とも言えるだろう。

通貨別

予想レンジ

ドル円

116.00〜119.00

ユーロ円

160.50〜163.50

ユーロドル

1.3650〜1.3900

豪ドル円

99.00〜102.00

 

 

今週の主要経済指標・要人発言予定など

806

シドニー休場 トロント休場

6月景気動向調査
6
月英鉱工業生産 6月英製造業生産高
6
月独製造業受注

807

6月独鉱工業生産
2四半期米非農業部門労働生産性
2四半期米単位労働費用
FOMC政策金利発表
6
月米消費者信用残高

808

6月機械受注 7月マネーサプライM2+CD
7
月景気ウォッチャー調査

RBAキャッシュターゲット
7
月スイス失業率
6
月独貿易収支 6月独経常収支
6
月仏貿易収支
BOE
四半期インフレレポート
6
月米卸売在庫

スターン・ミネアポリス地区連銀総裁講演

809

シンガポール休場
2四半期NZ失業率
7
月豪新規雇用者数 7月豪失業率
ECB
月例報告
6
月英商品貿易収支
7
月加住宅着工件数 6月加新築住宅価格指数
米新規失業保険申請件数

スターン・ミネアポリス地区連銀総裁講演

810

7月企業物価指数 6月鉱工業生産
6
月設備稼働率 7月消費者態度指数

6月仏鉱工業生産 6月仏製造業生産指数
6
月仏財政収支 7月加失業率7月加雇用ネット変化
7
月米輸入物価指数7月米月次財政収支

 

●****今週のペットでも判る簡単チャート(事前予測実施中)****

作成年月日 2007年8月05日(日)週末の終値ベース

本チャート上では米ドルの売られすぎが顕著になりだしている。先週と比較しても、今週はあらゆる主要通貨に対して米ドル安が浸透しており、サブプライム問題に端を発した米ドル売りの根深さを感じさせる相場展開である。 市場の流れは米ドル売りであるが、反面、円キャリートレードの解消がドル円に集中すれば、ドル円と他の通貨の変動率における相関性からでは、クロス円の急落も視野にはいるだけに、あえて米ドルショートを作成する状況ではない。むしろ、米ドルロングのナンピン買いを仕掛けるタイミングとしては、リスクはかなり限定的な段階であろう。ドル円ならば115円までのナンピン買いシナリオに妙味が生じている。各通貨別チャートは各通貨をクリックしていただければ、ご覧いただけます。

新外為の森 US$チャート(ユーロドル/ドル円)米ドル⇒買い

▲ドル円 ユーロから見るドル円相場 (ユーロドル⇔ユーロ円)

平均乖離幅0.1000 現状乖離幅0.1145→0.1108

1÷ユーロドル1.3771=0.7262−100÷ユーロ円162.50=0.6154(0.7262−0.6154)=0.1108⇒ドル円118.00

ドル円119円割れから買いシグナルが発生し、先週の買いシグナル118.50から、今週も引き続き買いシグナル118.00で点灯している。

(売りターゲット120.00〜121.50) 過去週間ごとの乖離幅と売買シグナルは以下の通り。119.65売り→115.85買いclose→121.50売り→116.85買い→118.30売りclose→116.65買い→118.10売りclose→123.45売り→123.85売り継続→122.50買いclose→123.35売り→121.95売り継続⇒121.30買いclose⇒0.1145(118.50買い)

ユーロドル(ドル円−ユーロ円)平均乖離幅40円 現状乖離幅43.10⇒44.50)

先々週の強い売りシグナル1.3825から先週は1.3637まで急落したが、今週は再び上昇し1.3771の売りシグナルが継続している。 (買いターゲット1.3375〜1.3500)

過去週間ごとの売買シグナルは以下の通り。1.2875売り→1.2511買いclose→1.3095売り→1.3335売り→1.2875買いclose→1.3318売り→1.3536売り→1.3651売り→1.3590売り→1.3368買いclose→1.3464様子見→1.3784売り⇒1.3825売り→1.3637売り継続

豪ドル(ドル円−豪ドル円 平均乖離幅22円 現状乖離幅(17.60⇒17.20円)

先々週の強い売り0.8796シグナルから、先週は0.8515まで急落したが、今週も引き続き強い売りシグナルが0.8542で点灯している。(買いターゲット0.8150〜0.8300)

過去の週間ごとの売買シグナルは以下の通り。0.7917売り→0.7810買いclose→0.8164売り→0.8335売り→0.8374売り→0.8181買いclose→0.8444売り→0.8416買いclose→0.8577売り→0.8696売り→0.8796売り→0.8515売り継続

NZドル(ドル円−NZ円 平均乖離幅32円 現状乖離幅27.90⇒28.15)

先々週の強い売りシグナル0.7972から、先週も強い売りシグナル0.7646であったが、今週も引き続き0.7614の売りシグナルが点灯している。(買いターゲットは0.7250〜0.7420)

過去の週間ごとの売買シグナルは以下の通り。0.6828買い→0.6975売りclose→0.7473売り→0.7424売り→0.7359売り継続→0.7257買いclose→0.7643売り→0.7543買いclose→0.7819売り→0.7860売り継続→0.7972売り→0.7646売り継続

カナダドル(ドル円−カナダ円 平均乖離幅15円 現状乖離幅7.20⇒6.35円)

1.04台後半からの買いシグナルが継続中、先週の買いシグナル1.0647であったが、弱冠戻り基調であるが、今週も引き続き買いシグナル1.0569が点灯している。

(売りターゲット1.0900〜1.1100)過去の週間ごとの売買シグナルは下記の通り。

1.1855売り→1.1596買いclose→1.1773売り→1.1379買いclose→1.1162売り→1.1078買いclose→1.0610買い→1.0679売りclose→1.0481買い→1.0484買い→1.0647買い継続

▲ポンド(ドル円x2−£円 平均乖基準離幅5円 現状乖離幅−3.00→−4.00円)

ドル円118.00xA=236.00−ポンド円240.80=−4.80円。 先々週の強い売りシグナル2.0556から、先週は2.0253まで急落したが、今週は強い売りシグナル2.0407点灯している。(買いターゲット1.9700〜1.9850) 過去の週間ごとの売買シグナルは下記の通り。

1.9636売り→1.9105買いclose→1.9870売り→2.0021売り→1.9748買いclose→1.9836売り→1.9696買いclose→2.0340売り→2.0556売り→2.0253売り継続

スイスフラン(ドル円−スイス円 平均乖離幅22円 現状乖離幅20.40→18.90円)

先週はポジション解消売り1.2080から様子見であったが、今週は早くも1.1907の買いシグナルが点灯している。過去の週間の売買シグナルは以下の通り。

1.2166買い→1.2349売りclose→1.2069買い→1.2194売りclose→1.2057買い→1.2270売りclose→1.2420売り→1.2223買いclose→1.2027買い→1.2080売りclose様子見

オセアニア通貨最低取引(平均基準乖離幅10.00円 現状乖離幅10.30→10.95円)

乖離幅は拡大しているが、安全策であれば11.50円の乖離拡大までは様子見。先週に引き続き今週も強い売買シグナルは点灯していない。過去の週間の乖離幅は以下の通り。

15.40→13.90→10.55→10.55→9.90→12.25→9.40→11.30→11.45→
11.05→11.45→10.30→11.80→11.25→10.75→9.85→10.75→10.40
→9.35→10.20→10.00→10.30円

(クロス円の売買には円相当額を一致させる。または豪ドル/NZドルの直接取引)

 ▲単純加算方式 ユーロ円+ドル円

過去の四半期ごとの平均は2006年度第2四半期259円、第3四半期264円、第4四半期271円、 2007年度第1四半期276円、第2四半期284円。7月の週間ごとの経緯は289.90円、291.45円、290.05円、289円、そして、280.10へ急落。今週はドル円118.00+ユーロ円162.50=280.50円。(275円以下は円高&285円以上は円安の目安)

欧州3大通貨ペア

ユーロポンド『平均乖離77円 現状乖離幅78.40⇒78.30円』

先週の0.6733の様子見から、今週も引き続き0.6748で様子見が継続中。過去数週間の売買シグナルは以下の通り。 0.6775売り→0.6701買いclose→0.6567買い→0.6590売りclose→0.6859売り→0.6778買いclose→0.6787売り→0.6736買いclose→0.6733様子見

ユーロスイス『平均乖離62円 現状乖離幅63.50⇒63.40円』

先週の弱めの売りシグナル1.6473から、今週はポジション解消の1.6398買いシグナルが点灯し、再び様子見に突入している。過去数週間ごとの売買シグナルは以下の通り。

1.6195売り→1.6073買いclose→1.6439売り→1.6417買いclose→1.6575売り→1.6509買いclose→1.6620売り→1.6559買いclose→1.6604様子見→1.6473売り弱め

ポンドスイス『平均乖離42円 現状乖離幅43.80⇒42.60円』

先週の弱めの売りシグナル2.4465から、今週はポジション解消買いシグナル2.4299から様子見に突入している。過去の数週間の売買シグナルは以下の通り。2.4208買い→2.4235売りclose→2.3644買い→2.3862売りclose→2.3435買い→2.3918買い→2.4357売りclose→2.4463買いclose→2.4688売りclose→2.4465売り弱め

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各通貨別チャートは新外為の森ホームページよりもご覧になれますのでご参照ください。

新外為の森 http://kentish.fc2web.com

  本ペットチャートでは3〜4段階分散投資をお勧めしています、常に少なめからの始動をお願い致します最終的な投資・運用の判断はご自身の責任で行って下さい。

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