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08月08日 クロス円は一目均衡表に注目

2007-08-08 19:49  



 まったく忙しい一晩でした…。
 昨晩のドル相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明文が発表されるまではダウが上昇したこともありドル堅調→FOMC声明文発表後は、成長に対して下方リスクが示されたうえクレジット問題の言及などもあり、対円を中心にドル下落→ところが、声明文をよく見ると「米経済は緩やかなペースで拡大し続ける」との文言もあり、その点が再評価されてダウが買い戻されると同時にドル上昇→最終的には、ポールソン財務長官の「強いドルは米国の国益に非常にかなう」との発言を好感し、ドルは対主要通貨に対して反発した格好で引けました。

 要するに、要人の発言やそれに対する反応はこれまでと何ら変わらず…。
 強弱感が対立し、依然としてドル/円は方向感が出にくい状態にあります。119.50円程度の水準までは米系ヘッジファンドの売りオーダーが断続的に観測されている模様で上値の重い展開。一方で、118.50円以下にはまとまった買いオーダー、118.00円以下には本邦の長期輸入為替の買いも観測されているようで、いましばらくはこう着状態が続くことでしょう。

 他方、ユーロ/円については、昨日の本欄でも指摘したとおり、ますます「3月初旬にかけてクロス円が大幅調整したときと非常によく似た商状」になってきました。3月初旬(大幅調整時)は実線部分が89日線を下抜けた日を含めて10日目に実線部分が再び89日線を上抜けるという展開でしたが…今回、7月26日に実線部分が89日線を下抜けてから本日で10日目。とりあえず、本稿執筆時点においては実線部分が89日線を上抜けてきています。

 今後のユーロ/円の見方としては、やはり「しばらくはリバウンド基調を強めるものと判断するのが普通。もちろん、こうした見方は実線部分が一目均衡表の雲を上抜ければ一段と信頼度が増すことになる」という昨日本欄での指摘を踏襲すべきであろうと考えます。

 ドル/円、クロス/円は相変わらずNYダウの上げ下げに一喜一憂する展開が続いており、その意味では、やはり今夜もNYダウの動きに何より注目しなければなりません。昨晩は1日に5回も100ドルを超える上げ下げを繰り返すという極めてボラタイルな展開。こうした状況はいましばらく続くものと予想され、クロス円に買いの手を入れるにしても、よほどファンダメンタルズ的にもテクニカル的にも確たる材料、シグナルが出ないことには安易に手掛けられないものと考えます。

 その意味で、豪ドル/円においても、依然として「一目均衡表(日足)の雲を明確に上抜けるかどうか」を確認したいところと考えます。周知の通り、豪準備銀行(RBA)は本日、政策金利を9ヶ月ぶりに25bp引き上げて6.50%としましたが、市場の反応はやや鈍い感じがします。
 それは、今回の声明文で追加利上げについての言及がなされなかったことも一因でしょう。だからといって「これで打ち止め」という明確なメッセージも伝わってきてはいません。今後のスタンスを占うには13日の四半期金融政策報告が注目されるところですが…。個人的には、いましばらく追加利上げ期待は維持されると見ていいと思っています。



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