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07月02日 主要通貨ウィークリーレポート

2007-07-02 09:11  



KJ ウィークリーレポート2007年7月02日

【今週の見通し】

週初の日銀短観と週末の米雇用統計に関心は寄せられるが、週半ばにはBOE政策金利発表 欧州中銀金融政策発表と材料には事欠かない1週間である。

先週を振り返るとBIS報告の異常な円安をはじめとして、円安警戒も尾身財務相からも発せられたことにより、一時的な円高局面を見せたが、ドル円相場は最終的には円安へ、そして、歩調を合わせたかのように米ドル安で終了している。 週初と週後半では、相場が様変わりするように、あらゆる材料に反応するが、結局は円キャリートレードに押し切られる相場展開が続いている。

今後も円高リスクは増幅するが、限られた範囲での利上げ観測では円買い材料ではなく、逆に円売り材料として取り上げられる状況である。 おそらく、参議院選挙後に利上げが実施されたとしても、 金利差を縮小するには、かなりの時間を要する事は否めず、おのずから、円キャリートレード自体のリスク許容度が低下する傾向を見せており、既に単なる利上げ観測では、円買い材料としてはパワー不足であり、利上げ自体が消化不良の事態を招きやすいとも言えるだろう。 

▼今週はいきなり、日銀短観が注目されるが、先週末の5月の消費者物価指数を見る限り、デフレ懸念が払拭されていない状況から、大企業製造業DIも横ばい予想されており、短観での円高期待は薄れると思われるが、既に円安がクロス円全体に波及していることもあり、市場の関心事は米経済の景況感を再確認するためにも週末の米雇用統計に注目せざるを得ないであろうが、米ドル主導の浮き沈みが激しい相場展開が予想される。


IMMシカゴ先物通貨(投機筋)の状況においては、円ショートが今年最大の18.8万台ショートを記録しており、国内外とも外債投信が過熱している状況と言えるだろう。減少傾向にあったユーロロングも復活しており、確実に円のキャリートレードに弾みがつきやすい情勢であり、もう一段の円安期待が高まる状況である。但し、BISの言うように異常な円安を連想させるレベルでもあり、同時に人民元安を批判する米欧としても、どこまで円安を放置できるかが最大の関心事になるケースを一考すべきである。同時に参議院選挙での与党劣勢が円安をさらに助長させることを考慮すると、水面下での政治的な圧力の可能性も秘めている状況と言えるかもしれない。いずれにしても、万難を排した円高対策(ストップロス)で対処しなければならない相場展開である。

通貨別

予想レンジ

ドル円

122.00〜124.50

ユーロ円

164.50〜167.50

ユーロドル

1.3400〜1.3650

豪ドル円

103.00〜105.50

 

 

今週の主要経済指標・要人発言予定など

702

香港休場 トロント休場 

日銀短観 6月スイスSVME購買部協会景気指数 6月米ISM製造業景況指数

703

6月マネタリーベース 5月豪住宅建設許可件数 5月豪小売売上高
6
月スイス消費者物価指数 5月香港小売売上高-価格 5月ユーロ圏生産者物価指数
5
月ユーロ圏失業率 5月米中古住宅販売保留 5月米製造業受注指数

ビーニスマギECB理事講演 トリシェECB総裁講演

704

米国休場(独立記念日)
RBA
キャッシュターゲット 5月豪貿易収支 5月ユーロ圏小売売上高

705

5月景気動向調査 BOE政策金利発表 欧州中銀金融政策発表

6月米ADP全国雇用者数 米新規失業保険申請件数 5月加住宅建設許可
6
月加Ivey購買部協会指数 6月米ISM非製造業景況指数

イエレン・サンフランシスコ連銀総裁講演 トリシェECB総裁記者会見

706

6月スイス失業率 5月仏貿易収支 5月仏財政収支 5月英鉱工業生産
5
月英製造業生産高 5月独製造業受注 6月加失業率 6月加雇用ネット変化
6
月米雇用統計

●****今週のペットでも判る簡単チャート(事前予測実施中)****

作成年月日 2007年7月01日(日)週末の終値ベース

先週の動きからは円の全面安とも思われるほどクロス円が上昇を見せているが、ドル円が123円台後半から123円台前半までの円高局面でもあり、事実上は米ドル安と言える相場展開である。先々週から米ドルが各通貨に対して強含み、その結果、先週は米ドルがニュートラルなレベルに接近したが、再度、米経済の不明感を増幅させるような米ヘッジファンドの破綻懸念、そして、サブプライムの焦げ付きなどの問題が数々発生しており、米ドルの下げ基調を強めているのが現状のマーケットであろう。全般的には米ドルの売られすぎが散見される相場展開であるがが、本チャート上では、米ドル買いには不充分な乖離幅の状況であり、もう一段の米ドルの下げ局面を待ってからの買いに妙味が生じる。

3段階から4段階の分散投資を考慮すれば、通貨ペアによっては現段階からの米ドルロングも可能であるが、通貨別チャートを参照の上、少な目からの始動が賢明であろう。

各通貨別チャートは各通貨をクリックしていただければ、ご覧いただけます。

新外為の森 US$チャート(ユーロドル/ドル円)米ドル売り

米ドルニュートラルレベル(ドル円122=ユーロドル1.3600

  1. ▲     ドル円 ユーロから見るドル円相場 (ユーロドル⇔ユーロ円)

平均乖離幅0.1000 現状乖離幅0.1430→0.1389

@1÷ユーロドル1.3540=0.7386A100÷ユーロ円166.75=0.5997(@0.7386−A0.5997)=0.1389⇒ドル円123.15売り。

先週の強い売りシグナル123.85に引き続き、今週は通常の売りシグナル123.15が点灯している。レベル的には122〜122円台半ばではポジション解消買いに値する。

過去週間ごとの乖離幅と売買シグナルは以下の通り。0.1314(119.65売り)→0.994(115.85買いclose)→0.1370(121.50売り)→0.1093(116.85買い)→0.1180(118.30売りclose)→0.1072(116.65買い)→0.1154(118.10売りclose)→0.1290(121.10売り)→0.1420(121.75売り継続)→0.1420(123.45売り)→0.1430(ドル円売り123.85)

ユーロドル(ドル円−ユーロ円)平均乖離幅35円 現状乖離幅42.90⇒43.60)

先週の1.3464の様子見から、今週は上昇を見せてはいるが、弱めの売りシグナル1.3540が点灯している。1.36前後までの上昇を待ってからの売りシナリオを一考。過去週間ごとの売買シグナルは以下の通り。1.2729売り→1.2510買いclose→1.2875売り→1.2511買いclose→1.3095売り→1.3335売り→1.2875買いclose→1.3192売り少なめ→1.3318売り→1.3536売り→1.3651売り→1.3590売り→1.3525売り継続→1.3445売り継続→1.3440売り継続→1.3368買いclose→1.3382様子見→1.3464様子見

豪ドル(ドル円−豪ドル円 平均乖離幅25円 現状乖離幅(18.95⇒18.60円)

先週の弱めの売りシグナル0.8470から動きは限定的であり、今週も弱めの売りシグナル0.8490が点灯している。過去の週間ごとの売買シグナルは以下の通り。

0.7887売り→0.7787買いclose→0.7898売り→0.7737買いclose→0.7750買い→0.7872売りclose→0.7917売り→0.7810買いclose→0.8164売り→0.8335売り→0.8374売り→0.8181買いclose→0.8444売り→0.8416買いclose→0.8470売り弱め

NZドル(ドル円−NZ円 平均乖離幅35円 現状乖離幅29.35⇒28.05円)

先週は0.7630で弱めの売りシグナルであったが、今週はNZ中銀の介入レベルを超えてきており、通常の売りシグナル0.772が点灯している。過去の週間ごとの売買シグナルは以下の通り。0.6179買い→0.6550売りclose→0.6375買い→0.6615売りclose→0.6530買い→0.6680売りclose→0.7046売り→0.6876買いclose→0.6828買い→0.6975売りclose→0.7203売り→0.7370売り→0.7473売り→0.7424売り→0.7359売り→0.7257買いclose→0.7643売り→0.7543買いclose→0.7630売り弱め

カナダドル(ドル円−カナダ円 平均乖離幅15円 現状乖離幅8.05⇒7.50円)

先週の様子見1.0695に引き続き、今週も1.0649で様子見が継続している。過去の週間ごとの売買シグナルは下記の通り。1.1379売り→1.1262買いclose→1.1195買い→1.1297売りclose→1.1725売り←1.1855売り→1.1596買いclose→1.1773売り→1.1379買いclose→1.1162売り→1.1078買いclose→1.0798買い→1.0610買い継続→1.0679売りclose→1.0695様子見

▲ポンド(ドル円x2−£円 平均乖基準離幅10円 現状乖離幅0.15⇒−1.05円)

ドル円123.15xA=246.30−ポンド円247.35=−1.05円 

先週は弱めの売りシグナルが1.9988で点灯していたが、2.00台に再度乗せたことにより、通常の売りシグナル2.0085が点灯している。

過去の週間ごとの売買シグナルは下記の通り。 1.9808売り→1.9291買いclose→1.9736売り→1.9499買いclose→1.9636売り→1.9105買いclose→1.9435売り→1.9686売り→1.9870売り→2.0021売り→1.9813売り継続→1.9748買いclose→1.9836売り→1.9696買いclose→1.9988売り弱め。

スイスフラン(ドル円−スイス円 平均乖離幅23円 現状乖離幅23.15→22.40円)

スイスフランの上昇も一気に萎んでおり、1.25前後からの強い売りシグナルから、先週は1.2299の売りシグナルまでと下げ基調を強めたが、今週はポジション解消の買いシグナル1.2223が点灯している。過去の週間の売買シグナルは以下の通り。1.2532売り→1.2478買いclose→1.2166買い→1.2349売りclose→1.2069買い→1.2194売りclose→1.2151買い→1.2081買い→1.2057買い→1.2186買い継続→1.2270売りclose→1.2302売り弱め→1.2354売り→1.2420売り→1.2299売り

豪ドル円/NZドル円裁定取引平均基準乖離幅10.00円 現状乖離幅10.40→9.45円)

瞬間的には売買チャンスがあるが、裁定取引の考え方からは不充分な乖離幅であり、今週も様子見レベルに戻っている。過去の週間ごとの乖離幅は以下の通り。

(注意点*クロス円の売買には円相当額を一致させる、または豪ドル/NZドルの直接取引)

16.00→13.00→15.35→16.00→15.40→14.90→17.10→15.40→13.90→10.55→9.90→12.25→
11.45→9.40→11.30→11.45→11.00→11.05→11.45→11.50→10.70→10.45→10.30→11.80→
11.30→11.25→10.75→9.85→10.75→10.40円

 ▲単純加算方式 ユーロ円+ドル円(265円以下は円高&280円以上は円安の目安)

過去の四半期ごとの平均は2006年度第2四半期259円、第3四半期264円、第4四半期271円、 2007年度第1四半期276円、そして、4月279円、5月平均284円、6月平均は287.50とキャリートレード現象が加速している。今週はドル円123.15+ユーロ円166.75=289.90と超円安警戒。

欧州3大通貨ペア(様子見継続中)

ユーロポンド『平均乖離75円 現状乖離幅80.80⇒80.60円』

先週の0.6736で様子見に続き、今週も動きは見られず、0.6741で様子見が継続中。過去数週間の売買シグナルは以下の通り。0.6818売り→0.6737買いclose→0.6795売り→0.6735買いclose→0.6775売り→0.6701買いclose→0.6567買い→0.6590売りclose→0.6859売り→0.6778買いclose→0.6781様子見→0.6787売り弱め→0.6775様子見→0.6736様子見

ユーロスイス『平均乖離60円 現状乖離幅66.05⇒66.00円』

先週はポジション解消の買い0.6559からの動きは限定的であり、今週も1.6550で様子見が継続している。過去数週間ごとの売買シグナルは以下の通り。1.5811売り→1.5607買いclose→1.5945売り→1.5835買いclose→1.6195売り→1.6073買いclose→1.6439売り→1.6417買いclose→1.6575売り→1.6509買いclose→1.6534様子見→1.6620売り→1.6559買いclose

ポンドスイス『平均乖離40円 現状乖離幅46.15⇒45.85円』

利上げによるスイスフランの上昇を見たが、キャリートレードに屈した形で収まりを見せている。先週の2.4583の様子見に引き続き、今週も2.4550の様子見状態に突入している。

過去の数週間の売買シグナルは以下の通り。2.4645売り→2.4489買いclose→2.4566売り→2.4326買いclose→2.4208買い→2.4235売りclose→2.3644買い→2.3862売りclose→2.3435買い→2.3918買い→2.4143買い継続→2.4230買い→2.4357売りclose→2.4383様子見→2.4533弱い売り→2.4583様子見

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各通貨別チャートは新外為の森ホームページよりもご覧になれますのでご参照ください。

新外為の森 http://kentish.fc2web.com

  本ペットチャートでは3〜4段階分散投資をお勧めしています、常に少なめからの始動をお願い致します最終的な投資・運用の判断はご自身の責任で行って下さい。

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