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2007-07-04 12:07
昨日は米経済指標も強弱入り混じり、株式市場及び債券市場も短縮されていることから、為替相場への影響は限定的であった。本日4日米独立記念日(米国休場)を控えて、市場は狭いレンジ幅でのポジション調整に終始した模様。 アジア市場も閑散が見込まれるが、主な経済指標も手薄なこともあり、豪中銀政策金利(キャッシュターゲット)と豪貿易収支に関心が集まっているが、政策金利は予想通りの据え置き6.25であり、昨日公表された5月の小売売上高および建築許可件数が予想を下回り、高値圏で推移していた豪ドルにも一服感が生じている。オージ円は円キャリートレードの対象通貨としてはリーダー的な存在であるため、これから発表される本日の豪貿易収支にも注目度は高い。事前予想では前回の−9.6億豪ドルから−12億豪ドルへの悪化予想も後押しする可能性もあるが、相場が超閑散状態でもあり、動きは限定的になると思われるが、オージ円の下値警戒は一考すべきであろう。
円キャリートレードの巻き戻し警戒も依然として、根強いが、欧州通貨間のスイスキャリートレードが収束を思わせるようなスイス買いも散見され、再び円キャリーに矛先が集中する可能性能性も帯びている。いずれにしても今日明日と静かな市場になると思われるが、独立記念日を迎えて、テロ警戒を意識した展開であり、そして、明日以降はユーロドル、ポンドも政策金利発表を控えていることから、米ドルが弱含むと見るのが順当であろう。しかしながら、両通貨とも高値圏で推移しており、そして、BOEの利上げ0.25%も織り込み済みであるため米ドルのもう一段の下落が生じた際の買い場探しに妙味があるだろう。 ▲ユーロ円が史上最高値167円台をつけ、他の高金利通貨にもクロス円の上昇の流れが見られたが、円キャリーが進行中とは言いながらも、さすがに高値警戒感が強まっており、利益確定売りと新規ユーロ売りもソコソコ見られる状況である。市場は史上最高値を更新したユーロ円に関心は注がれているが、クロス円主導の相場ではなく、ユーロドル1.36台半ばの上値の重さを意識した相場展開である。いずれにしても、ポンド、オセアニア通貨と高金利通貨も高値更新中と米ドル売りの流れが止まらない限りは、米ドルと円の二人三脚体勢が円キャリートレードを加速させている状況とも言える。一方、各国の要人発言にも見られるように、直近では為替介入まで論じられており、現段階の米ドル安と円安を放置できない姿勢さえも感じられる。基本的には介入操作の実現性はかなり薄いと判断するが、フランスでは常に円安と米ドル安を批判していたが、今回サルコジ仏新大統領はユーロ高について問題を提起したいと、矛先を変えてきており、ユーロの過大評価がユーロ経済に打撃と述べ、為替問題を中央銀行に託すつもりはないと、かなり強硬な見解に変わりつつある。そして、ECB専務理事までも為替介入操作に関して言及しており、各国とも歪みはじめた為替相場に危機感をもち始めていると言っても過言ではないだろう。一方、日銀によれば最近の実質実効為替レートが1985年のプラザ合意時よりも円安に触れており、皮肉にも円安の危機感と弊害をつのらせているのが現状である。円安歓迎の日本政府でさえ、加速的な円安には警鐘を鳴らしているが、実弾(利上げ&介入)が伴わない以上は、単に口先介入的な見解に終始するしか策はないだろう。しかし、最近では、中小の金融機関である信金などに対しても、リスク許容範囲を超えた過剰投資に警告を与えており、穿った見方をすれば、当局が事前に中小金融機関に対して、何かしらの忠告を与える時には要注意と言えるだろう。1990年ごろのバブル崩壊前には外資系金融機関や中小金融機関にも暗黙に注意を促した経緯があり、敢えて円売りを強行するメリットは減少していると思われる。戦略的には静観することがベストであるが、ポジションは少なめにし、フットワークを効かせたポジションで臨む事を勧める。 ▲短期的にはドル円122円割れからの買いを勧めるが、中期的にはもう一段の円売りが生じれば円買いに転じる旨味が増すと判断して、123円前後から125円までのナンピン売りを勧める。 ユーロドルにも高値警戒感があるが、1.36を挟んでこう着状態に突入しており、1.3550以下の買いと1.36台半ばの売りに徹するしか妙味は無いだろう。本日の米国休場も考慮して、妥協点はなく、上記レベルで様子見に徹することを勧める。 |
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