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07月09日 主要通貨ウィークリーレポート

2007-07-09 09:12  



KJ ウィークリーレポート2007年7月09日

【今週の見通し】

先週末には米ドル金利が再び上昇をみせており、特に米国債10年利回りが5%を割り込む状態では米ドル売り、逆に上回ればと米ドル買いへとドル円に関しては単純な動きになっている。金利主導の相場は変わらないが、ユーロドルは先週のECB理事会では予想通りの据え置きであったが、金利先高観測は継続されており、ユーロ債利回りも上昇を見せており、ユーロドル高、そしてユーロ円の史上最高値更新と円安の歯止めが掛からない情勢である。

今週も日米金利動向に左右される相場展開であるが、日銀金融政策決定会合が11,12日に行なわれ、その後の展望レポートと福井日銀総裁の記者会見に注目は集まるが、参議院選挙後に予想される利上げではあるが、与党劣勢が予想される政局不安との兼ね合いもあり、利上げを示唆することの難しさもある。しかし、絶対的な金利差による弊害が日増しに高まりを見せており、金利格差による円キャリートレードの動きを封じるには、8月の利上げを含めて、金利正常化に向けての持続的な金利先高感も要求される状況である。デフレ経済を抱えている日本政府の英断が迫られている時でもあり、8月または9月の利上げ実施に向けての下準備と考えれば、ある程度の円高要因を感じさせるコメントが必要になるだろう。

一方、要人発言も米国では10日にバーナンキFRB議長がインフレについて講演が予定され、11日にはウォルシュFRB理事が下院金融委員会でヘッジファンドに関して証言する。そして、フィラデルフィア連銀総裁は住宅価格と金融政策を講演、そして、12日はサンフランシスコ連銀総裁が米経済見通しと金融政策を講演する予定が満載であり、米経済指標以上に注目度は高まる。米経済指標も注目度は高いが、今回は米貿易収支も影が薄いと言わざるを得ない。

▲IMMシカゴ先物通貨(投機筋)はデータ-が更新されておらず、先週からの推移は不明であるが、再び円安が進んだ状態からは前回の円ショート18.8万台から20万枚の大題に乗せている可能性も強いが、円キャリートレードの制御策が円の利上げ実施だけでは手の届かないレベルまで円ショートが膨らんでいる可能性はあり、BISが述べているように異常な円安の結末を連想させる日も遠からずと言えるのかもしれない。世界マネーの流動性にも弊害をもたらとも言われる円キャリ−であるが、柔軟性を重んじる為替相場には皮肉なプロセスとも言えるだろう。キャリートレードの収束には一時的な介入操作も一考しなければならないが、急劇なキャリートレードの巻き戻しに世界経済が対応できるかは甚だ疑問が残る相場展開である。依然として、円キャリーのソフトランディングに向けて、予測不能の展開が待ち受けており、波乱含みの展開は避けられそうにない。それなりに対応処置を顧慮して臨む相場展開である。




通貨別

予想レンジ

ドル円

122.00〜124.50

ユーロ円

166.50〜169.50

ユーロドル

1.3500〜1.3700

豪ドル円

104.00〜106.50



 

今週の主要経済指標・要人発言予定など

709

5月機械受注 6月マネーサプライM2+CD 6月景気ウォッチャー調査

5月貿易収支 独5月経常収支 英6月生産者物価指数 独5月鉱工業生産
5月消費者信用残高

ブランチフラワーBOE委員講演 シュタルクECB理事講演

710

5月鉱工業生産 仏5月製造業生産指数 英5月商品貿易収支
6月住宅着工件数 加BOC政策金利発表 米5月卸売在庫

パパデモスECB副総裁講演 センタンスBOE委員講演 バーナンキFRB議長講演

711

日銀金融政策決定会合 

6月企業物価指数 5月経常収支 5月貿易収支 6月消費者態度指数

トリシェECB総裁講演 トゥンペル・グゲレルECB理事講演 

ウォルシュFRB理事下院金融委員会証言 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演

712

日銀金融政策決定会合(11日〜発表) 5月鉱工業生産確報 5月設備稼働率確報
7
月金融経済月報 豪6月雇用統計 欧ECB月例報告 欧第1四半期GDP確報 

5月鉱工業生産 5月貿易収支 米週間新規失業保険申請件数 

5月国際商品貿易 加5月新築住宅価格指数 米6月月次財政収支

福井日銀総裁記者会見 ジェンキンソンBOE理事講演 クロズナーFRB理事講演

イエレン・サンフランシスコ連銀総裁講演

713

NZ5月小売売上高指数 仏5月経常収支 仏6月消費者物価指数

6月輸入物価指数 米6月小売売上高 米7月ミシガン大消費者信頼感指数速報値 

5月企業在庫

ビーンBOE理事講演

 

●****今週のペットでも判る簡単チャート(事前予測実施中)****

作成年月日 2007年7月08日(日)週末の終値ベース

先週半ばでの米ドル安が完全に修復されており、特に主要3大通貨間ではドル円122.50前後、そして、ユーロドル1.3600で米ドル買いの最終調整が見られたが、現状レベルでもユーロドル売り1.36台半ばとドル円123円前後のドル買い余地を残している。 しかしながら、チャート上では不充分な乖離幅でもあり、総じて、米ドルは様子見状態に差し掛かっているため、次ぎの展開を待ってからの始動が賢明である。

各通貨別チャートは各通貨をクリックしていただければ、ご覧いただけます。

新外為の森 US$チャート(ユーロドル/ドル円)米ドル強弱⇒様子見

  1. ドル円 ユーロから見るドル円相場 (ユーロドル⇔ユーロ円)

平均乖離幅0.1000 現状乖離幅0.1389→0.1389

@1÷ユーロドル1.3628=0.7338A100÷ユーロ円168.10=0.5949(@0.738−A0.5949)=0.1389⇒ドル円123.35売り。

先々週の強い売りシグナル123.85に続き、先週は通常の売りシグナル123.15から122円台半ば近辺ではポジション解消シグナルの買いが点灯したが、再び今週は123.35の売りシグナルが点灯している。チャート上の買いターゲットは122円台半ば割れ。

過去週間ごとの乖離幅と売買シグナルは以下の通り。0.1314(119.65売り)→0.994(115.85買いclose)→0.1370(121.50売り)→0.1093(116.85買い)→0.1180(118.30売りclose)→0.1072(116.65買い)→0.1154(118.10売りclose)→0.1420(121.75売り継続)→0.1420(123.45売り)→0.1430(ドル円売り123.85)→122.50買いclose→0.1389(123.35売り)

ユーロドル(ドル円−ユーロ円)平均乖離幅35円 現状乖離幅43.60⇒44.75)

先週の弱めの売りシグナル1.3540に引き続き、今週も引き続き弱めの売りシグナル1.3628が点灯している。過去週間ごとの売買シグナルは以下の通り。1.2729売り→1.2510買いclose→1.2875売り→1.2511買いclose→1.3095売り→1.3335売り→1.2875買いclose→1.3318売り→1.3536売り→1.3651売り→1.3590売り→1.3368買いclose→1.3382様子見→1.3464様子見→1.3540売り弱め

豪ドル(ドル円−豪ドル円 平均乖離幅25円 現状乖離幅(18.60⇒17.55円)

先週の弱めの売りシグナル0.8490から、今週は上昇を見せてはいるが通常の売りシグナル0.8577が点灯している。過去の週間ごとの売買シグナルは以下の通り。 0.7887売り→0.7787買いclose→0.7898売り→0.7737買いclose→0.7750買い→0.7872売りclose→0.7917売り→0.7810買いclose→0.8164売り→0.8335売り→0.8374売り→0.8181買いclose→0.8444売り→0.8416買いclose→0.8470売り弱め→0.8490売り弱め

NZドル(ドル円−NZ円 平均乖離幅35円 現状乖離幅28.05⇒26.90円)

先週はNZ中銀の介入も懸念される中、通常の売りシグナル0.7722が点灯していたが、今週は強めの売りシグナル0.7819が点灯している。過去の週間ごとの売買シグナルは以下の通り。0.6179買い→0.6550売りclose→0.6375買い→0.6615売りclose→0.6530買い→0.6680売りclose→0.7046売り→0.6876買いclose→0.6828買い→0.6975売りclose→0.7203売り→0.7370売り→0.7473売り→0.7424売り→0.7359売り→0.7257買いclose→0.7643売り→0.7543買いclose→0.7630売り弱め→0.7722売り

カナダドル(ドル円−カナダ円 平均乖離幅15円 現状乖離幅7.50⇒5.80円)

様子見状態が長いが、先週の様子見1.0649に引き続き、今週はも1.0493で様子見子見が継続している。過去の週間ごとの売買シグナルは下記の通り。1.1379売り→1.1262買いclose→1.1195買い→1.1297売りclose→1.1725売り←1.1855売り→1.1596買いclose→1.1773売り→1.1379買いclose→1.1162売り→1.1078買いclose→1.0798買い→1.0610買い継続→1.0679売りclose→1.0695様子見

ポンド(ドル円x2−£円 平均乖基準離幅10円 現状乖離幅-1.05⇒−2円)ドル円123.35xA=246.70−ポンド円248.05=2.00円 先週、再び2.00台に乗せ、通常の売りシグナル2.0085が点灯していたが、今週も引き続き売りシグナル2.0109が点灯している。

過去の週間ごとの売買シグナルは下記の通り。 1.9808売り→1.9291買いclose→1.9736売り→1.9499買いclose→1.9636売り→1.9105買いclose→1.9435売り→1.9686売り→1.9870売り→2.0021売り→1.9748買いclose→1.9836売り→1.9696買いclose→1.9988売り弱め→2.0085売り。

スイスフラン(ドル円−スイス円 平均乖離幅23円 現状乖離幅22.40→22.10円)

先週はしばらく続いたスイスフランの上昇がおわり、ポジション解消買い1.2223が点灯し様子見になったが、今週も引き続き1.2183で様子見が継続している。過去の週間の売買シグナルは以下の通り。1.2532売り→1.2478買いclose→1.2166買い→1.2349売りclose→1.2069買い→1.2194売りclose→1.2151買い→1.2081買い→1.2057買い→1.2270売りclose→1.2354売り→1.2420売り→1.2299売り→1.2223買いclose様子見

豪ドル円/NZドル円裁定取引平均基準乖離幅10.00円 現状乖離幅9.45→9.35円)

先週に引き続き、今週も様子見レベルで定着している。瞬間的な乖離幅の拡大および縮小は生じているが、基本的には様子見が継続中。

過去の週間ごとの乖離幅は以下の通り。

(注意点*クロス円の売買には円相当額を一致させる、または豪ドル/NZドルの直接取引)

16.00→13.00→15.35→16.00→15.40→14.90→17.10→15.40→13.90→10.55→9.90→
12.25→9.40→11.30→11.45→11.05→11.45→10.70→10.45→10.30→11.80→11.25→
10.75→9.85→10.75→10.40円→9.35円

 ▲単純加算方式 ユーロ円+ドル円(265円以下は円高&280円以上は円安の目安)

過去の四半期ごとの平均は2006年度第2四半期259円、第3四半期264円、第4四半期271円、 2007年度第1四半期276円、そして、4月平均279円、5月平均284円、6月平均は287.50とキャリートレード現象が加速している。先週は289.90であり、円安が定着している。今週はドル円123.35+ユーロ円168.10=291.45と超円安警戒。

欧州3大通貨ペア(様子見継続中)

ユーロポンド『平均乖離75円 現状乖離幅80.60⇒79.95円』

様子見状態が続いている。先週の0.6741から変化は見えておらず、今週も0.6777で様子見が継続中。過去数週間の売買シグナルは以下の通り。

.6795売り→0.6735買いclose→0.6775売り→0.6701買いclose→0.6567買い→0.6590売りclose→0.6859売り→0.6778買いclose→0.6787売り弱め→0.6775様子見→0.6736様子見→0.6741様子見

ユーロスイス『平均乖離60円 現状乖離幅66.00⇒66.85円』

先週野1.6550の様子見から、今週も1.6602で様子見が継続している。過去数週間ごとの売買シグナルは以下の通り。1.6195売り→1.6073買いclose→1.6439売り→1.6417買いclose→1.6575売り→1.6509買いclose→1.6534様子見→1.6620売り→1.6559買いclose→1.6550様子見

ポンドスイス『平均乖離40円 現状乖離幅45.85⇒45.55円』

乱高下したスイスフランも落着きを取り戻しており、先週の2.4550の様子見に引き続き、今週も2.4498の様子見状態に突入している。

過去の数週間の売買シグナルは以下の通り。2.4208買い→2.4235売りclose→2.3644買い→2.3862売りclose→2.3435買い→2.3918買い→2.4357売りclose→2.4383様子見→2.4533弱い売り→2.4583様子見→2.4550様子見継続

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各通貨別チャートは新外為の森ホームページよりもご覧になれますのでご参照ください。

新外為の森 http://kentish.fc2web.com

  本ペットチャートでは3〜4段階分散投資をお勧めしています、常に少なめからの始動をお願い致します最終的な投資・運用の判断はご自身の責任で行って下さい。

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